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タングタイ・舌小帯短縮症について

*舌小帯短縮症とは?

舌小帯短縮症は海外では一般的にTongue tie (タングタイ)と呼ばれています。
生まれつき舌の裏側にある小さなスジが「短い」「硬い」などの原因で「舌を前に出す」「上にあげる」「丸める」などの動きが難しく、舌が関係する大切な機能が正しく出来ずに色々な症状を抱え続けてしまうものです。

*どのような問題があるの?

「食べる・飲み込む・話す・息をする・眠る」など舌は人間が生きる上で必要となる色々な機能と大きな関わり持っています。
舌小帯短縮の程度によっては、これらの大事な機能が影響を受けて上手に出来ずさらに多くの問題を起こし続けます。
早ければ出産直以後、哺乳から始まり、頭蓋発育不全、歯列不正や不正咬合の原因にもなっています。
また・歯ぎしり・食いしばり・いびき・滑舌が悪いがある場合は舌に問題があるかもしれません。
そして、近年で睡眠時無呼吸症が問題になっていますが、ここでも舌が要因の1つとされています。

*治療したほうがいいの?

何のために治療するのか?が大事です。単に短いスジというだけで治療することはありません。
スジが短いことにより普段から自然と使っている機能が正しく行われず、悪い癖(クセ)や関係ないと思われていた体のトラブルが関わっていることがあるので、まずは問題や症状を引き起こしていないかを(正確に)適切に調べる必要があります。
その上で慎重に診断し治療が必要かを判断することが大切です。

*治療は何をするの?

従来は「短い小帯を切る」だけの治療が大半でした。
しかし単に「切る」だけの治療ではなく、本来の正しい機能を身につける為の筋機能トレーニングを合わせて行うことが重要です。その上で、舌の動きを制限している舌小帯を外科器具やレーザーを用いて「形成」し舌を「解放」することで制限のない本来の機能を得ることが出来ます。
当院では、舌小帯短縮症の外科治療をはじめ筋機能トレーニングを専門的にしており、舌小帯短縮症プログラムを行なっています。プログラム終了後も半年程の経過観察としてアフターフォローをしています。また、ネットワーク・チームアプローチとして専門機関(耳鼻科、言語聴覚士)の連携もしております。

気になることやお困りのことがありましたら何でも構いませんのでご相談ください。

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