Baby
0 – 2才
成人嚥下や噛む事を意識させ、口腔機能を発達させる大事な時期です。また、はみがき練習と仕上げ磨きのスタートの時期でもあります。赤ちゃんの歯が生える前から口の中や周りを触ってみたりしましょう。意識や習慣からすぐに予防歯科は始められます。
お子さまの成長とお口の成長
歯みがきの第一歩はお口まわりのスキンシップから始めましょう
歯みがきが難しい時は、ガーゼを使って汚れを取り除きましょう
歯ブラシを自分で握って持てるようになったら…
そばに座らせて、自由に持たせてみましょう。磨くことが目的ではなく、歯ブラシを口に入れてもらうことや刺激に慣れてもらうことが大切です。
Kids
3 – 5才
正しい生活習慣を身につける時期で、子供の成長には、健全な食生活、運動や睡眠といった生活リズムによって健康を維持することが重要です。飲食リズムや飲食の内容(砂糖の摂取)に気をつけ、早い時期からきちんとした磨き方で食べたら磨く習慣を覚えることが大切です。また、乳歯が生え揃う時期でもあり噛む基本づくりをすることが大事です。正しい口腔機能を覚えることでお口の発育に良い影響を与えることが期待できます。
自分磨き
子どもが磨いた後にしっかり仕上げ磨きをしましょう。
※虫歯になりやすいところを重点的に磨きましょう。
1日1回以上、特に寝る前にしっかりと仕上げ磨きをしましょう!
よく噛むと・・・
食材の選び方・調理法
Junior
6 – 11才
乳歯から永久歯へ生え替わり、6才臼歯が生えてきます。歯の高さや歯並びの凹凸になりブラッシングが難しくなる時期です。生えたばかりの永久歯は大人の歯と比べると半分くらいの硬さしかなく、約2年間程の期間をかけて硬くなり、その期間は虫歯になりやすい状態です。お口に合ったブラッシング方法の習得、シーラントやフッ素塗布で予防しましょう。また、体の成長と共に骨格の成長や歯並びも注意が必要で、この時期の正しい成長が良い咬み合わせ、良いお顔立ちに繋がります。
第一大臼歯(6才臼歯)とは?
6才頃に生えてくる「第一大臼歯」は「6才臼歯」とも呼ばれ、永久歯の中でも噛む力が一番強く、これから生えてくる永久歯の歯並びを決める大切な歯です。しかし、永久歯の中で最も虫歯になりやすいので、生えてきたらすぐに予防を心がけましょう。
第一大臼歯(6才臼歯)が生えてきたかを確認しましょう
乳歯の奥歯のさらに奥、前から数えて6番目の歯が生えてきたかどうか、6才前後あたりから、確認するようにしましょう。一番奥の乳歯の歯茎がぷくっとしてきたら、第一大臼歯(6才臼歯)が生え始める目安です。生えている途中の歯は背が低い状態が1年半程度続きます。生えていることに気づきにくく、また磨きにくい場所なので注意が必要です。
Teen
12 – 15才
12才臼歯が生え、永久歯列完了期です。保護者の手から離れ塾や部活で忙しくなり、生活のリズムが代わると同時に飲食リズム、飲食内容やブラッシングが乱れやすくなります。また、成長ホルモンの関係から歯肉炎が起こりやすく、虫歯のリスクが高くなる時期です。歯科医院での定期的なメンテンナンスや予防処置、ホームケアではブラッシングや フロス、フッ素入り歯磨き粉を使用し間食に気をつけましょう。
第二大臼歯(永久歯)とは?
歯磨き剤の使用量
すすぐ水の量
フッ素の働き
フッ素を含む食品
糖分には種類があります
甘いお菓子のチョコレートやキャンディだけが虫歯の原因になるわけではありません。糖分の含まれた食べ物は、虫歯の原因のひとつでもあります。しかし「糖分の含まれた食べ物」といっても、色んな種類があります。甘い食べ物の中でも、虫歯リスクを高める食べ物とは具体的にどんな物でしょうか?
糖分の中でもショ糖(砂糖)は特に体への影響があると言われています
砂糖のとりすぎは肥満や糖尿病にもつながります。もちろん虫歯にも・・・。砂糖は特にジュースなどの清涼水に多く含まれています。
歯科医院での定期的な検診(メンテナンス)や予防処置、年齢やお口に合わせた清掃用具、デンタルフロスやフッ素入り歯磨き粉を使うなど、永久歯が生えそろってからも引き続き予防歯科を実践していきましょう。
予防メンテナンスの流れ
小児初診検査
1問診
2口腔内写真撮影
顔貌、歯肉、粘膜、歯の位置、詰め物の状態等を記録します。
3レントゲン撮影
レントゲンで虫歯がないかチェックします。
予防メンテナンス2回目(60分)
1唾液検査
唾液分泌量、唾液緩衝能、ミュータンス菌、ラクトパチラス菌を調べ虫歯のリスクを調べます。(自費¥3500)
2プラークチェック
染め出しをして、磨き残しをチェックします。
3ブラッシング指導
患者さんに合ったホームケアの方法をお伝えします。
4クリーニング(PMTC)
歯磨きでは落とせないプラークや歯石を器具を使って取り除きます。
Q & A
矯正はいつ始めれば良いですか?
基本的には6才前後の前歯の生え変わりのタイミングから始めるのがベストですが、不正咬合の種類(受け口、顎のずれ)によっては早期治療する必要がある為、ベストなタイミングを逃さないように定期検診を受ける事が大切です。
母乳や粉ミルクは虫歯になりますか?
母乳や粉ミルクには乳糖が含まれますが、むし歯になる可能性は低いです。
注意すべきは離乳食が始まるタイミングです。離乳食が始まりショ糖を含む食事やおかし、ジュースがお口の中で停滞すると細菌によってプラークが作られ、プラーク中のむし歯菌が糖を分解し酸を出し歯を溶かします。これが、むし歯の原因です。
歯磨きしているのにむし歯になるのはなぜですか?
むし歯は以下の項目がコントロールできてない事が原因です。
・飲食回数
・飲食内容
・プラークコントロール
・フッ素の使用
・唾液量
歯磨き粉は何歳から使用したら良いですか?
2才頃、うがいもしくはお水を含んで吐き出す事が出来るようになってから使用するのが目安です。
また、年齢に関わらず吐き出しが難しいお子さまには使用をおすすめしません。
シーラントとはなんですか?
乳歯や生えたばかりの永久歯はむし歯の進行が速く、咬む面には磨きにくい溝がありケアが難しいため、プラスチック樹脂(シーラント)で奥歯や前歯の溝を塞ぎ、むし歯を予防する方法です。